中村千尋『1stフルアルバム「◯△□」ついに発売!!!!!!』

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まずは1曲目「パペット」
この曲はあたしが高校生の時にしてた恋愛を思い出して作りました。自分のこと偽ってもそばにいれるならいいって思ってたのに、好きになる程本当の自分を見てほしくなる..ちょっと背伸びしてた時期にこういう恋したことある方結構いるんじゃないかな..なんて思ったり主人公がこのあとどんな恋をしてどんな風に成長していくのか想像しながら聴いてもらえたら微笑ましくていいかも


2曲目「涙の鍵」
「二人で見上げた空は深呼吸の色だった〜♪」ってメロと歌詞が一緒に出てきた時、やったって思いましたそこからはすらすらっと最後まで書けました。この曲を作ってる時期に、笑うことは泣くことと同じくらい大事なんだなってことに気づいて泣きたい時は好きなだけ泣いたらいいし、自分の音楽が誰かの涙の鍵みたいな存在になれたら嬉しいなぁと思って作った曲です


3曲目「さとうくん」
この曲は音楽プロデューサーの片岡大志さんと共作させていただきました。クラスに一人はいるような変わり者の男の子の歌。でもこの曲を作っていくうちに、さとうくんは実は私なんじゃないか?と思ったりさとうくんを遠巻きに見てる女の子も私なのかも?と思ったり…不思議な曲です。「みんな違う形◯△□」という歌詞が出てきた時その答えが見えた気がしました。アルバムタイトルもここから引っ張ってきました片岡さん素敵な曲に出会わせてくれて本当にありがとうございました

4曲目「キラキラ号〜遠距離恋愛応援ver〜」
この曲はさくら観光さんの高速バス「キラキラ号」のキャンペーンソングとして作りました。実は私も昔、遠距離恋愛をしていた時にキラキラ号よく利用させてもらってました。なので一緒に何かやりたいですねとお話をいただいた時はとても嬉しかったです遠距離恋愛は会えない時間をワクワクに変えることができる力を持っていると思うので、好きな人に会いに行く時のワクワク感がもっと増すような歌にして、今遠距離を頑張ってる人の応援ができたらいいなぁと思って作った曲です    

5曲目は「さよならハリネズミ
初期のころから大事にあたためていた曲です。ついにみなさんにお届けできることになって、それがフルアルバムのタイミングでとても嬉しいです。新しく歌を録り直した時に、前入れた歌を聴いて私もこのハリネズミと一緒に成長してきたんだなぁと思いました。今でも落ち込んだりした時に、生きることは傷つくことだなぁって思う時がたまにあるけどこの曲を作って、それでもいいかなと思えるように少しだけなりました

6曲目「友達」
この曲は…何かすごく切ない歌を作りたい!!と急に思いたって「おめでとう笑顔の絵文字泣きながら返したの」という歌詞が出てきたので、これをテーマに作っていきました。ちょうど友達が、絶対うまくはいかないけど片想いの相手に告白したいって決心していた時でちょっとでも背中を押せたら..と思って最後の歌詞を悩みながら何度も書き換えました。片想いしてる人に、この歌でちょっとでも勇気を出してもらえたら嬉しいです

7曲目「ノーブラサンデー」
これは…ボーナストラック用に軽ーい感じで作ったらまさかの本編にあがってきた曲です歌もさらっと歌っただけで、録り直したい録り直したいとずっと言ってきたけど今ではこのペラペラ感が歌詞にあってて良いのかなぁと思っています。この歌で何かを伝えたいとかはなくって力を抜いて聴けるBGMみたいな、ゆっくりしたい休日のお供になれたら嬉しいかなと思います

8曲目「ねぇ先生」
何かハレンチな歌を作りたいと思って出来ました歌詞書くのが楽しくてあっという間に…多分10分足らずで出来ました。とにかくバンドアレンジがかっこいいのでそこを楽しんでもらえれば..こんなロックな曲今までになかったので新鮮で、自分の新しい一面が見えた気がしました。
ライブでも盛り上がれると思うので今から楽しみです

9曲目「ごはんとケーキ」
さらっと聴くとただの食いしん坊な歌だと思うかもですが、一言で言うと畜生な歌ですでも女でも男でもこういう恋愛してる人ってきっと世の中にたくさんいるんだろうなぁと思って妄想しながら作りました。結局最後まで何の結論も出てないんだけど、何だか人間らしくて気に入っている歌です。ドラマチックにするようなもんでもないと思うし

10曲目「証」
この曲だけは何度歌っても納得いかなくて、ここだけの話嫌いになりそうになりましたでも自分で言うのも何だけど、本当に良い曲だし最後には必死感?のある良い歌が録れたと思いました。この曲を作っている時期に友達が「私だってこんな恋愛したかったわけじゃないよ」と泣いていて確かに…好きになりたくてなったんじゃなくて、気づいたら好きになっちゃったんだもんなぁ…しょうがないよね。と思ったのと同時にそれでも、辛くてもその気持ちを捨てなくていいんだよと誰かに言って欲しいのかなと思ってその時のことを歌にしました。

11曲目「優しい嘘」
この曲は、今までにない作り方をしました。これまでは自分の実体験か、妄想でもこんな時私はこう思ってこうするだろう…みたいなことを歌にしてきたのですが「優しい嘘」は何か物語を作って、それを語り手みたいな感じで客観的に歌ってみたらどうだろう…と思って「博士の愛した数式」の舞台音楽で携わらせてもらった時に、美しい物語に自分の歌がのることが新鮮で面白くて、自分でも物語を作ってみたくなったんです今までにないものができました。なんだか初夏のにおいがして…夏大好きなのでとても気に入ってる曲です

最後は12曲目「たいむかぷせる」
これもこのアルバムの中で他とは違う作り方をしました。他の曲は伝えたいことがどうにか伝わるように試行錯誤して作ってたりするんですが、この曲だけはそもそも伝えたいことなんてなくて(ノーブラもそうなんだけどちょっと違う意味)ただその瞬間思っていることをつらつらと書いて歌ってるだけです。自分の内面の幼さとかが出てるんだけど逆に潔くていいなと思いました

はい!というわけでセルフライナーノーツみたいなのを書いてみました長くなっちゃったけどこれ読んで「◯△□」をさらに楽しんでもらえたら嬉しいなと思います
あ、毎度のことなんだけど最後の最後まで聞いてみてねできれば両親や彼氏彼女いない所で

そんなわけで地獄のように良いフルアルバムが出来てしまいましたいつもこれが最後のアルバムになるかもしれないから全部出し切ろうって思って作ってるんだけど今回ほど完成した時に自分が空っぽになったなぁと思うことはなかったです。今までは「買ってください」とはなんだか中々言い辛くて「聴いてください」と言っていたのですが…◯△□は「買ってください」って言えます値段以上に楽しめる自信がすごくあるから