映画「おかあさんの被爆ピアノ」を観てきました。

2020年8月22日(土)

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K's cinema

intorduction
hibakupiano.com 昭和 20 年 8 月 6 日 8 時 15 分…
広島に投下された一発の原子爆弾
街とともに一瞬にして消えたたくさんの命。
そうした壊滅的な状況の中で奇跡的に焼け残ったピアノ。
原爆ピアノ…
それを託された広島の調律師・矢川光則さんは、修理・調律して自ら 4 トントラックを運転して全国に被爆ピアノの音色を届けて回ることに。「70 年経って被爆体験者は段々いなくなって、あと 10 年したら殆どいなくなる。 被爆ピアノはその音色でずっと原爆のことを伝えていくことができる」と調律師の矢川光則さんは言う。
監督の五藤利弘が 2009 年にフジテレビ「NONFIX」で取材したことをきっかけに映画化を構想。被爆ピアノにまつわる実際の話から着想を得たオリジナル映画を佐野史郎AKB48武藤十夢のダブル主演で制作。
佐野史郎は同じ中国地方、島根県出身でもあり、被爆地広島の方々の息遣い、想いを感じながら広島弁で演じている。武藤十夢は、一昨年、AKB 総選挙で神セブンと呼ばれる 7 位に。昨年は気象予報士合格と着実に幅を広げている中で今作にダブル主演の一人として出演。才能の幅をの広さを見せている。
その他、ヒロインの父親役に宮川一朗太、ヒロインの祖母役と主題歌には NHKみんなのうた」でも好評を博した南壽あさ子を迎え無事完成。
広島県出身で日本アカデミー賞美術賞を 12 度受賞している部谷京子が美術で参加。市川崑作品などで知られる谷川賢作が音楽を担当。自身も被爆ピアノコンサートシーンで演奏している。
映画では、被爆ピアノにまつわる実際の話から着想を得て、被爆ピアノが奏でる音色を感動的に伝えられるよう映画オリジナル物語を紡ぎます。

全体的な感想

佐野史郎さんって島根県出身なんやね(笑)知らなかったです。
2019年かな去年から南壽さんが映画に出るとかいうことで興味持ってました。セリフはないです(笑)うまく使ってますよね。母・久美子さんのおかあさん伊原千恵子(回想)役となってました。

武藤十夢さんはAKB48の方なんですね女優さんかと思った。ごめんなさいTV全く観ないのと興味ないのもあって。でもうまい感じで役に嵌ってました。

被爆二世となると、けっこう虐げられたのか?そのあたりは私はよくわからなかった。この映画でもさほどその点は触れられていない。母・久美子(森口瑤子)さんは娘を広島から遠ざけて話題にもあげない。そんなことが 多かったのか?知りたかったな。でもこれは福島でも避難者が虐げられてたとかイジメにあうとか考えると同様なことは考えられるなと思った。こんなにたやすく原子力に関する情報が入る時代でも。

菜々子(武藤十夢)さんが、矢川(佐野史郎)さんに「臆病すぎなんじゃよ。最初わしのところに飛び込んできたみたいに余計な事は考えないでやればええんじゃ」と言われたシーンが印象的だったな。

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この原作本映画そのもの(あたりまえか・・)でびっくりした(笑)映画観た人は完全シーンが蘇ると思う。おすすめ。

最後の「悲壮」は泣いたな・・・
感動だった。

南壽さんの「時の環」最高にマッチしていたと思います。

戦争はみんな駄目だろうと思っていると思うのだけど、それはどうやらこの大東亜戦争の最終決断した昭和天皇も思っていて、どうにもこうにもやらざるを得ないところまで追い込まれてしまったというところなのかな。なんで戦争しないといけなかったのかをしっかり学ぶ必要があると思う。それは残念ながら歴史教育では省かれてしまっている。世には戦争を起こして利権を得たい輩が蔓延っていて、裏から手引きしているのは事実(こんなこと言うと陰謀論者みたいだが)。日本は今後そういう輩に引っかからないように冷静に世の中を見ていかない行けないと思う。